市議会報告
議会で、市民の声を、言葉にする
市民の皆さまからいただいたお声を、議会の場で、市長や担当部長に正面から問いただす。
「なぜそうなっているのか」「いつまでに、どうするのか」を、はっきりと答えていただく。
私は、毎回の定例会で、必ず一般質問に登壇してきました。
ここでは、令和7年から令和8年の6回の定例会で行った質問と、市から引き出した答弁を、議会だより(公式記録)や市政報告チラシからご紹介します。
質問の背景には、市民の皆さまから日々いただいた、たくさんのお声があります。
令和8年 第2回定例会(6月議会)
応援するからこそ、厳しく問う――「チョイソコ」と「鳥獣被害対策」
質問事項:
① AI デマンドバス「チョイソコみのかも」について
② 農業における鳥獣被害対策について
主な質問:
– チョイソコみのかもを前倒しにした根拠、事業費と財源、道路運送法上の位置付け、エリアスポンサーの確保、定住自立圏中心市としての役割
– 鳥獣被害の現状と隠れ被害の把握、クマ対策、狩猟免許取得補助金の実効性、猟友会の担い手、捕獲個体の利活用、ジビエ処理施設の設置検討
市の答弁:
– チョイソコ実証運行の達成率 138%、地域未来交付金 2,471 万円活用、定住自立圏公共交通基本構想の策定
– 令和 6 年度鳥獣被害額 1,844 万円、クマ対策の 3 方向連携体制、市職員 4 名全員が捕獲活動従事、猟友会員による解体工場設置を前向きに検討
いちこの想い/いちこのひとこと:
「応援するからこそ、厳しく問う」――この立場で質問に臨みました。
「チョイソコみのかも」は令和 8 年 10 月から本格運行が始まる、市民の交通の柱。「電話 1 本で来てくれて、行きたいところに連れていってくれた」という日常を守るために、財源、法的位置づけまで突っ込みました。 鳥獣被害は、農業を守るための切実な課題です。
「いただいた命は、最後まで、きれいにいただく」――狩猟免許補助の実効性、猟友会の担い手、そしてジビエ処理施設の設置検討まで踏み込みました。
「言葉は、もう十分です。次の定例会では、『検討した結果』を、予算と行動で、お示しください。」
令和8年 第1回定例会(3月議会)
経済と環境の両輪――商工会議所提言と放置竹林に切り込む
質問事項:
① 美濃加茂商工会議所からの提言について
② 放置竹林の課題について
主な質疑:
問:商工会議所からの「地方都市再生に向けた政策提案」をどのように受け止め、位置づけているか?
答:地域経済に関するさまざまな課題について、官民連携で取り組んでいくことは重要。商工会議所とは日頃から連携し、いろいろな課題について協議している。今後も引き続き、関係団体と連携し、地域の課題解決に取り組んでいく。
問:放置竹林の整備・管理等をどう考えているか?
答:竹林の基本的な管理は、その土地の所有者に依るものと考える。近年は所有者の高齢化や竹林整備に伴うコスト増加もあり、管理放棄されるケースも増えている。適正な管理につながる仕組みを整えていく。
問:経済にある事業承継の取り組みについての考えは?
答:事業承継については、親族内承継の減少などで、後継者問題は雇用問題、地域経済の問題でもあると捉えている。令和 7 年度から、後継者対策事業協同組合と新規取り組みも策定した。
問:竹を資源とし、放置竹林の整備、産業化として取り組めないか?
答:可児森林組合さんは、放置竹林管理で発生した竹の竹パウダー化を実施しており、市内にも同様の事業として、地域に提供する取り組みがあり得る。研究していきたい。
いちこの想い/いちこのひとこと:
中小企業や事業者の皆さまが直面している経営環境は、年々厳しさを増しています。
商工会議所からの提言に真摯に向き合い、事業承継の課題にも取り組むことが必要です。 また、市内のあちこちで放置竹林が目立つようになりました。可児森林組合の竹パウダー事業のように、竹を「資源」として活かす道を、みんなで探っていきたい――そう考えて、今回の質問をしました。
令和7年 第4回定例会(12月議会)
子どもたちの学習環境を、令和10年度までに整える
質問事項:
①小学校の特別教室空調設置
②小中学校の体育館空調設置
③市長の政治姿勢
主な質問:
小学校の特別教室、小中学校の体育館空調設置計画および財源は。災害時の運用体制は。
市の答弁:
小学校の特別教室の空調設置は、公平かつ効率的に整備を進める予定。
令和10年度には、全ての特別教室で空調設置が完了することを目指す。体育館の空調設置は、令和10年度には、快適に利用できる空調環境を整えることを目指す。災害時に避難所として活用する時は、避難者の健康維持や快適な滞在環境の確保が不可欠であるため、安心して過ごせるような環境づくりを進めていく。財源は、緊急防災・減災事業債の活用を予定している。
いちこの想い/いちこのひとこと:
「子どもたちの健康を守る投資に、お金を惜しんではいけない」――令和6年1月議会から訴え続けて2年。ようやく「令和10年度完成」という明確な目標が示されました。子どもたちが、快適な環境で学べる日まで、引き続き見守ります。
令和7年 第3回定例会(9月議会)
トイレ洋式化、令和11年度末までに90%へ
質問事項:
①マイナンバーカード申請等支援業務
②観光案内所
③ふるさと納税
④夏休み学童保育
⑤通学路カラー舗装
⑥トイレ洋式化
主な質問:
学校施設のトイレ洋式化をどのように進めていくのか。
市の答弁:
現状71.8%の洋式化率を令和11年度末までに90%までに上げることを目標にしている。
今年度、下米田小学校のトイレ改修に向けた設計業務を進めている。令和8年度の予算要求を行い、令和8年度中に工事発注、施工完了を目指す。担当部署からの予算要求を確認し、老朽化、よく使うトイレかなどを考慮し、設計通り一体的に改修できるように進めていく。
いちこの想い/いちこのひとこと:
「トイレと玄関は、大事」。
下米田小学校に通う子どもたちの声、PTAや保護者の方々のご要望、そして自分で現地を見てきた経験。すべてが、この質問につながりました。市全体の洋式化率90%という具体的な目標が示されたことは、大きな前進です。
令和7年 第2回定例会(6月議会)
農業を持続できる仕組みに
質問事項:
①農業ビジョンアクションプラン
主な質問:
耕作放棄地対策、担い手の育成や新規就農者支援は。
市の答弁:
農地中間管理事業の活用による担い手への農地集積・集約化、新規就農者への支援による新たな担い手育成、地域住民による多面的機能支払交付金等を活用した共同活動の促進。
担い手育成は、可茂農林事務所やめぐみの農業協同組合と連携し、若い農業従事者の育成に取り組んでいく。
経営開始資金として年間150万円を3年間、耕作機械購入補助を組み合わせて総合的に支援している。
いちこの想い/いちこのひとこと:
耕作放棄地、鳥獣被害、後継者不足――美濃加茂市の農業は、たくさんの課題を抱えています。新規就農者への3年間の支援は心強い制度ですが、「申請手続きが難しくて使えない」という現場の声もあります。伴走型で支える仕組みへ、これからも声を上げていきます。
令和7年 第1回定例会(3月議会)
介護に寄り添う仕組みを、もっと
質問事項:
①介護の課題
主な質問:
認知症サポーター養成講座・見守りシールの効果はあるか。
市の答弁:
認知症サポーター養成講座は、認知症の理解を深める効果がある。
見守りシールについては、高齢者の行方がわからなくなった際に、発見者が見守りシールの二次元コードを読み取ることで、早期の発見に繋がる効果がある。
申請時に希望者には、認知症高齢者等個人賠償責任保険にも加入してもらい、万が一、損害賠償責任を負った時に、被害者に支払うべきお金を補償できるように、保険料を市が負担している。どちらの事業も安心に繋がっている。
いちこの想い/いちこのひとこと:
私自身、親の世代の介護を経験しました。ケアマネージャーさんやヘルパーさんに、本当に支えていただきました。介護は、ご家族だけで抱え込まないこと、地域全体で支えること。そのための具体的な仕組みを、これからも提案していきます。
皆さまへのメッセージ
議員になってから、私は毎回の定例会で必ず一般質問に登壇してきました。
議員の責任は、議会で発言すること。 市民の皆さまからいただいたお声を議会の場で、ちゃんと言葉にすること。
どの質問も、誰かの「困った」「なんとかしてほしい」が出発点です。
その声が、答弁という形で、市の方針となり、予算となり、実現していく。
これからも、ひとつひとつ、ていねいに質問を重ねていきます。
議会中継・録画もぜひご覧ください。